後期高齢者医療制度を有効に活用するには
長寿医療制度（後期高齢者医療制度）に対しては、高齢者の方かなりの数の人がネガティブな反応を示していることは事実です。
もっとも大きい理由の一つは、もちろん、他にも様々な問題や不備はありますが、保険料を新たに支払う必要が生じた点にあります。
特に、行政が高齢者の立場に立っていないと感じる高齢者が批判を行っています。
長寿医療制度（後期高齢者医療制度）が、保険料の強制的な天引きにしても、制度のパンフレットに記載する文字の大きさにに関しても、高齢者の意思を無視した運びで進んでしまった事は否めません。
ただ、国会ですでに決まった制度に対し、拒否や否定ばかりしていても、最終的には、高齢者にとっても必ずしも良い事にはならないのではないでしょうか。
この制度に対して、反対という確固たる意志を明確にすることも行いながら、逆にその制度を有意義に利用してしまうくらいの対応の柔軟さも時には必要になってくるのではないかと思います。
身近な例としては、食に関してはどうでしょうか。
長寿医療制度（後期高齢者医療制度）によって、高齢者がどう生活すべきか、もっといえば、どうあるべきか、というライフスタイルについての見直しが行われ始めています。
その中でも特に中心となる可能性が高いのは、食に対しての意識改革でしょう。
高齢者の方がなるべく健康を害さないよう、さらにはドクターのお世話にる必要がないようにするには、常に健康的な食事をする必要があるでしょう。
高齢者が例えば、低所得であったとしても、そういった大切な部分をないがしろするのでは反対に逆効果になってしまいます。
なぜなら、所得が少なくて食事に気をつけることができず、健康を害して病院・ドクターのお世話になっては、何のための制度かわかりませんね。
今回のこの新しい制度がきっかけとなって、高齢者の食に対しての特集や関心が今からますます増えてくることでしょう。
ただ単に単純に拒否反応を示すだけではなく、制度に対してはしっかり目を通したり耳を傾けてじっくり調べてみることも大切ですね。