山形県の長寿社会課のご案内
山形県は、日本の中でも島根県に次いで2番目に高齢者の人口に占める割合が高い県と言われています。
気になる高齢化率の割合ですが、実に県民の25%(4人に1人)が65歳以上という割合になります。
高齢者が多いイメージがある、沖縄県が14〜15%(7人に1人)ということを考えたら、同じ日本に住んでいながら、これほど違うのだろうか、と思うくらいのかなりの差ですね。
そんな高齢化率がとても高い山形県民ですから、当然のこことですが長寿医療制度(後期高齢者医療制度)に関しての意識が他の県より強くなるのは当たり前です。
その一例を示すものとして、長寿医療制度(後期高齢者医療制度)が実施されてから4月1〜3日のわずか三日間で、500件の苦情と1,400件の問い合わせとが市に殺到していたというニュースが報じられたことが挙げられるでしょう。
山形県の長寿社会課が調べたところよりますと、この制度に対する苦情、不満、意見はもちろんのこと、この制度になったことで何がどう変わったのか、保険料の金額はどうなっているのか(上がるのか、下がるのか)、保険証はどうすれば良いのか(今までのが使えるのか)、などの数々の疑問の声が寄せられているとの事です。
これは、とりもなおさず、この制度に関して事前の説明が行き届いていなかった事に対しての至極当然の反響だったのではないでしょうか。
当の山形県長寿社会課でも、さすがにここまでの問い合わせ等の多さは想定外だったようで、十分な対応ができずにかなり苦労していたようです。
その数多い問い合わせの中でも、特に問題になったのは、長寿医療制度(後期高齢者医療制度)に関する保険証カードやパンフレットの文字の大きさについてです。
お年寄りにはとても見えないと思われるとても小さな文字でこれらが書かれていることに、多くの高齢者の方々から多数の不満の声が挙がっていました。
これは一時全国的な問題に発展して、現在でもかなり問題になっています。
山形県の長寿社会課は、ウェブサイトで字の大きさを簡単に大きくできるような配慮もしていただけに、紙の方のこの点に対しての高齢者からの苦情は対応が十分でなかった思うところがあるかもしれませんね。