日本の医療機関の中で、特に高齢者の健康に関しての研究を中心に行っている施設があります。
それは、長寿医療センターです。
この長寿医療センターという名称の施設は全国にいくつかありますが、その中で最も有名なのは、愛知県の国立長寿医療センターです。
幅広い分野にわたって研修が盛んで、長寿の人の脳に関する研究、認知症、アルツハイマーや老年病などの高齢者特有の病気に関する研究、老化の機構についての研究やその制御に関する研究、長寿医療全般に対する研究。さらには遺伝子の解析などのマクロなレベルの研究、動物を利用したものなど、大変多岐に渡った研究が行われています。
このような長寿医療センターについても、長寿医療制度(後期高齢者医療制度)は大きな影響を与えています。
長寿医療制度(後期高齢者医療制度)の制定によって、高齢者の生活のメカニズムに変化が認められた場合、今までとは違った研究を行う必要に迫られるからです。
高齢者が生活する上での精神的負担というのは、負担後の生活や高齢者の寿命に多大な影響を与えます。
長寿医療センターではそのような分野に関しても研究を行っていますので、長寿医療センターと長寿医療制度(後期高齢者医療制度)との間には非常に緊密な関係があるといえるでしょう。
このような緊密な背景から、今からも長寿医療センターは、この制度に対して何らかの今までとは違った見解と、新らしい研究の準備を行う可能性は十二分にあると考えられます。
センターの活動が、今後今まで以上に注目されていく事可能性は非常に高いと思われます。